お金を残したければ支出を減らそう

2年ほど前に、当時働いていた職場で、お笑い芸人(?)(肩書はよくわかりません)の厚切りジェイソンという方が講演を行う、お金に対する考え方を学ぶ研修を受けさせられ、とても興味深い内容だったのでシェアしたいと思います。

お金を残したければ支出を減らせ

この研修を端的にまとめると、「お金貯めたいなら支出を減らして投資信託に回せ」という文言でみるとわりとありきたりなことです。

その分自己投資をした方が~とか投資の年利が~とか米国株は歴史的にみて~みたいな話は本題とずれるので、今回は割愛します。

そりゃその通りやればお金は貯まるでしょと思われるかもしれませんが、私が印象的だったのは、具体的な数値を使っていたところです。

収入を増やす大変さ

今回はわかりやすく自己投資をして給料を上げていきましょうなどという話は割愛します。(自己投資的な考え方は好きですし、私もそうしています)あくまでもお金の面に着目した時の場合です。それとここでの計算はざっくりなのでご承知おきください。

まず時給1,000円の人が、今より2万円貯金を増やすには、今より20時間多く働かなければなりません。(1,000円×20時間=20,000円)

月に20時間って結構大変じゃないですか。企業の平均残業時間ぐらい?

ここで大事なのが、20,000円分働いても丸々もらえません。(税金やら社会保険やらで)

ここでは、20,000円の70%を手取りとして、14,000円としましょう。

では、支出を減らす場合を考えてみると、14,000円分支出を減らせばよいだけです。

減らし方はいくつかあると思いますが、昼飯を毎日お弁当を作って毎日500円浮くとしたら、1ヶ月で500円×30日=15,000円となります。これで、2万円収入を増やしたことと同じことになります。

さらに飲み会を1回少なくする、格安SIMに変える、家賃を5,000円だけ安くするなどをトータルしていくと、かなりの額の支出が減る方が多いと思います。(支出が減る→貯金が増えるという考え)

収入増でも支出増となるのはNG

これは、ジェイソンさんが言っていたか定かではありませんが、私はそう感じるので書きます。

せっかく2時間残業して手に入れたお金(1,000円×2時間=2,000円→手取り1,400円)は、その日に居酒屋に行くだけで、収支はマイナスです。

頑張った自分へのご褒美といって、物を買ったり高価な食材を買ったりすれば、1,400円程度はすぐに超えてしまします。(本末転倒です)

それであれば、2時間残業しないでストレスをためずに支出を抑えた方がいいでしょう

これは私も、残業した後はお酒を飲みたくなったり、誰かと居酒屋で愚痴りたくなってしまっていたので、気を付けなければならないところです。

当たり前なことをあえて数字で見てみる

現実的には、仕事の事情もありますし様々な要因が絡むので一概には言えませんが、漠然と考えること、普段当たり前だと感じていることを数値で見てみると意外な発見があるかもしれません。

経営における会計も、普段当たり前すぎて見過ごしてしまうようなことを数字で気づいてもらうという面で、思い込みをせず数字で見てみるというのは大事だと考えています。

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